2026年1月14日、PreSonusのDAWソフト「Studio One」が「Fender Studio Pro」へと刷新されました。
私自身はまだStudio One ProからFenderへのアップデートを行っていないのですが、同時に発表されたFender名義のオーディオインターフェース周りの情報を見ると、DAWソフトが付属するものとしないものがあるようです。
これからDTMを始めようとしている初心者の方には罠ともいえる状況なので、現時点までの情報をまとめておきます。
PreSonusハードウェア時代のDAW付属有無の変遷
はじめに、PreSonus名義のオーディオインターフェースが売られていた頃の話をしておきます。
私がDTMを再開するべくPreSonus製のオーディオインターフェース「Studio 24C」を購入したのが2024年の春頃のことです。

当時のStudio Oneは、無料の機能制限版「Studio One Prime」、大半のPreSonus製オーディオインターフェースにバンドルされる「Studio One Artist」、ソフト単体で販売される上位グレードの「Studio One Professional」の3種類に分かれていました。
PreSonus製ハードを買えば、十分に使えるDAWソフトが付いてきたわけです。
この頃は、たとえ最廉価モデルのAudioBox GOであろうとも、Primeの特別エディション(無償版よりちょっと良いやつ)が付属していました。

PRESONUS ( プレソナス ) / AudioBox GO オーディオインターフェイス
その後、Studio Oneのラインナップが一変したことは先の記事でも書いたとおりです。
ハードウェアの流通がFenderに移管するとともに、無償版のPrimeは配布終了、バンドル版のArtistも付属しなくなります。
Studio Oneは、グレードの上下を廃止し、ソフト単体で販売される「Studio One Pro」に一本化されることとなりました。
ここで大きな混乱を招いたのが、「Studio One Pro+」というサブスク版がオーディオインターフェースに付属するようになった点です。
しかも、上位機種にバンドルされたのが「サブスク12か月」と言いつつ実質は永続的に使えるものだったのに対し、安い機種にバンドルされた「サブスク6か月」の方は本当に6ヶ月間しか使えないという、極めてややこしい状況でした。
さすがにこれは、という声が多かったのか、2025年夏ごろに付属ソフトの取扱いが変わり、上位機種には新しくなった「Studio One Pro」が、廉価機種には旧バージョンの「Studio One Artist」が付属するようになりました。
これにより、難解な状況がようやく整理されたといえます。
新発売のFenderハードウェアのDAW付属有無
にもかかわらずです。
今回新たに発表されたFender名義のオーディオインターフェース新製品では、ものによってはそもそもDAWソフトが付属しないようです。
「Fender Studio」の名を冠したオーディオインターフェースの製品群がこちらです。
画像引用元:サウンドハウス商品検索ページ(2026年1月23日時点・価格の安い順にソート)
一番安いのは、先に紹介した旧AudioBox GOと全く同じ見た目です。
高価格帯のQuantum HDシリーズも、日本ではあまり流通していませんでしたがPreSonus時代から存在しました。
その間にあるQuantum LTシリーズが純粋な新製品で、普及価格帯オーディオインターフェースの後継機種とみていいでしょう。
ただ、上に乗せた画像のうち、安い方から3つ
・AudioBox GO
・Quantum LT 2
・Quantum LT 4
にはDAWソフトが付属すると書かれていません。
一方、同じQuantum LT 2にマイクやヘッドホンをバンドルしたセット売り製品ではFender Studio Proが付属すると明記されています。
また、Quantum LT 16より上の高価格帯製品でもFender Studio Proが付属します。
今から何を買うべきか?
「じゃあFenderの新製品じゃなくて駆け込みでPreSonus時代のオーディオインターフェースを買おう!」と思うじゃないですか。
そちらも既に改悪されています。
本記事作成時点でまだサウンドハウスに在庫が残っているPreSonus製品だと、AudioBox GOや、私が使っているStudio 24CではFender Studio Proの6か月デモ版が付属するようになっています。
高価格帯のPreSonus製品にはFender Studio Proの永続版が付属するようです。
方針がコロコロ変わりすぎだと思いますし、2025年の状況改善は一時的な撒き餌だったのか?という話ですし、明らかに初心者に優しくないことになっているのですが、じゃあそれを踏まえてこの中からだったら何をおすすめするべきか、うーん…
私がDTMを再開したのが今だったのであれば、おそらくヘッドホンとマイクがセットになっているQuantum LT 2を買うだろうと思います。

Fender Studio ( フェンダースタジオ ) / Quantum LT Creator Bundle
というか、何も知らなかったらソフトが何も付いてこないQuantum LT 2あたりを買って「おい!オーディオインターフェースて普通はDAWソフトも付いてくるもんちゃうんか!」とキレたんじゃないかという気もします。
せめて「デモ版を付けて永続版が安く買える」とかそういう措置はしてほしいですが果たして…


