我が家では1年少し前に洗濯機を買い替えたのですが、蓋ロックのエラーが頻繁に出るようになりました。
ネット上には「こうやったら自分で直せた」というような情報もあったりしたのですが、結論から言うとセンサー不良等ではなかったため、複数部品の丸ごと交換が必要でした。
私はゴリゴリの文系ということもあり、もともと個人的に「電気製品のことはプロに任せる」派なので、メーカーで有償修理をした立場として今回の顛末を記録に残しておきます。
エラー「C23」
うちの洗濯機は、東芝ZABOONの「AW-8V9(W)」というモデルです。
2020年に発売されたモデルで、2021年に店頭展示品を購入したため、かなり安く買えました。
購入時に電気店独自の延長保証はつけなかったのですが、(たまたま今回そうなっただけとはいえ)展示在庫を買うときは延長保証を付けた方がいいのかもしれないですね。
で、購入からちょうど1年が経過して保証が切れたぐらいのタイミングから、洗濯を回している途中にエラーのアラームが鳴り、洗濯が止まってしまうことが度々発生するようになりました。ソニータイマーかよ。
表示されるエラーは「C23」というものです。
これは蓋ロック不良のエラー番号なのですが、そもそも蓋にロックがかかった洗濯中のことであり、実際にはロック不良など生じていません。
で、一度電源を切って入れ直すと、蓋ロックの棒が出たり入ったりを何度も繰り返す様子が見られました。
ロックがかかる際はこの棒がニョキッと出てきて蓋の穴にはまる仕組みなのですが、以前(正常に使用できていた時)は棒が動いているのを視認したことなど無かったと思います。
また、この棒が中途半端に半分ほど出てきた状態で止まることもありました。
修理① ロック機構の交換
で、メーカー公式に依頼するほか、別の修理業者に依頼するという方法もあるのでしょうが、今回は素直にメーカー公式のWEB修理受付に申し込むことにしました。
なお、蓋ロックエラー修理の概算料金は11,000~17,000円とのことでした(※以下全て金額は税込みで2022年5月時点の情報)。
日程は選べますが、時間帯までは指定できず、訪問当日の朝に電話で「〇時から〇時の間に伺います」という連絡があります。
私は自宅で仕事をしているので翌日にすぐ来てもらうことができましたが、土日は埋まっていることも多いようです。
で、症状を見てもらったところ、本体内部にある先ほどの棒が出てくる蓋ロックの機械部分を丸ごと交換することになりました。
このパーツには「棒を収納する」「棒を全て出す」という0か1かの信号しか届いておらず、棒が中途半端なところで止まることは通常ありえないとのことで、少なくともここが故障しているのは間違いないようです。なるほど。
作業はすぐに終了し、支払った料金は14,500円でした。
もし同じエラーが出た場合は、3か月以内なら原則として修理保証が効き、無償修理ができるとのことでした。
修理② 基板の交換
で、修理が完了した日の夜、ちょっと汚れものが出たので手洗いしたのを脱水だけ回してみました。
またC23エラーで途中で止まってしまいました。
ただ、ロックの棒が何度も出たり入ったりという現象は無くなっていました。
翌日、改めて修理明細に載っていた受付の電話番号に依頼をし、これまた次の日に前回と同じ人が修理に来てくれました。
今度は洗濯機内部の背面にある基板(繋がっている電源コードを含む)を丸ごと交換してくれました。
事前に話していた通り、この2度目の修理は保証の対象となり、追加のお金はかかりませんでした。
自分で直せるケースはあるんだろうけど…
結果、その後はエラーが出ることもなくなり、無事修理は完了しました。
要はこれがネット上にある「蓋が閉まったことを検知するセンサーが接触不良になっただけ」とかとは全然違うレベルの故障だったというわけです。
蓋ロックエラーだからといって軽く見ていいわけでは全然ない、ということですね。
勉強代としては少し高くつきましたが、延長保証に入るかどうかは今後はしっかり考えるようにしようと思います。
最初にも書いた通りですが、洗濯機、特に長期在庫品を買うときには延長保証を検討する必要性が高いと考えるべきなのかもしれませんね。
【後日追記】
故障修理2回目↓