昨年初めて配信リリースした曲が「Release-Topic」というチャンネルの動画としてYouTubeにアップされていた件につき、しばらく放置していたのですが、これを「Philosodomy-Topic」チャンネルに動画が載っている状態に修正したうえ、自分で作った「Pilosodomy」チャンネルにも統合することができました。
結構面倒だったうえ、ネットで調べても分からないことが多かったので、経緯をこの記事にまとめておきます。
本記事で紹介する内容はあくまで「2025年5月時点で私がやった方法」でしかないことをご了承ください。
また、「どうやらそうらしい」程度の情報も含まれますので、正確性の責任は負いかねます。
YouTube Musicに配信した曲がYouTubeの「Release-Topic」チャンネルに
昨年10月、私は人生で初めて自作曲を「Philosodomy」名義でサブスク配信しました。
各種サブスクに配信するには、作った曲のデータをディストリビューター(配信代行サービス)に登録して配信してもらう必要があります。
私はクリプトン・フューチャー・メディアが運営するディストリビューター「ROUTER.FM」を利用しています。
日本語で利用できるディストリビューターにはいくつか有名どころがありますが、TuneCore(毎年費用が発生する)やBIG UP!(無料で利用可能)などと比較したときに、サービスのバランスとして配信時初回払いきりのROUTER.FMがちょうどよさそうだと思ったのです。
このROUTER.FMからの配信設定の際には、SpotifyやApple Musicなど多数の配信先の中に、もちろんYouTube Musicも含まれています。
そのYouTube Musicへの配信完了後、通常のYouTube上で見ると、私の楽曲は「Release-Topic」というチャンネルの動画として扱われていました。
やはり自分のトピックチャンネルは本来のと違う
ここで、YouTubeの「Topic」とついたチャンネルが一体何なのか、という話です。
この「トピックチャンネル」について、「公式ではない」「違法アップロード」などと思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。
これはYouTubeに楽曲が配信された際に自動で生成されるもので、簡単に言うと「アーティストの音楽コンテンツを自動でまとめたチャンネル」です。
一般的に、アーティストのトピックチャンネルは「〇〇〇〇(アーティスト名)-Topic」という名前なのに対し、先述の通り私の楽曲は「Release-Topic」というチャンネル名でした。
これが少し気になっていたものの、トピックチャンネルの名称は変更できないようなので、私は「そのうち修正されるのかな?」と思い、そのまましばらく放置してしまっていました。
しかし、改めて調べてみた結果、やはり通常は自動で「〇〇〇〇(アーティスト名)-Topic」のようなトピックチャンネルが生成されるようです。
私はシングル曲として1曲だけ配信したせいか、どうやらコンテンツが少なすぎてアーティスト単体のトピックチャンネルが生成してもらえなかった可能性があります。
この状況を是正するためには、
①YouTubeに対し、「新規アーティストのトピックチャンネル作成」を依頼し、「Philosodomy-Topic」チャンネルを生成してもらう
②リリース済みの楽曲を、「Release-Topic」チャンネルではなく「Philosodomy-Topic」チャンネルに紐づけてもらう
ことが必要であると分かりました。
「アーティスト名-トピック」と「アーティスト名」両方のチャンネルが必要
そして、色々調べる中で分かったのが「公式アーティストチャンネル(OAC)」の重要性です。
公式アーティストチャンネルになることができれば、トピックチャンネルを含めたYouTube上の複数の動画を1つのチャンネルにまとめることができ、アカウント名の横に音符マーク♪が表示されます。
おすすめに表示されやすくなるというメリットもあるようです。
個人でも申請することができ、収益化の条件を満たしているかどうかも関係ありません。
(↓公式の説明動画・英語なので日本語字幕推奨)
この公式アーティストチャンネルになるためには、YouTube上に自分のコンテンツがアップされている必要があります。
しかし、どうやら楽曲が「Release-Topic」に紐付いている状態では、「間違って他のアーティストのトピックチャンネルに紐付いている」のと同様の扱いになってしまい、「YouTube上に自身のコンテンツがある」とはみなされないようです。
これにより、先に説明したトピックチャンネルの件と合わせて、以下のような手順を踏む必要があると分かりました。
①YouTubeに対し、「新規アーティストのトピックチャンネル作成」を依頼し、「Philosodomy-Topic」チャンネルを生成してもらう
②リリース済みの楽曲を、「Release-Topic」チャンネルではなく「Philosodomy-Topic」チャンネルに紐づけてもらう
③自分で作成した「Philosodomy」チャンネルを公式アーティストチャンネルにする申請を行う
④無事に公式アーティストチャンネルになれれば「Philosodomy」チャンネルに「Philosodomy-Topic」チャンネルが統合される
私はバンド名を決めたときにgmail(というかGoogleアカウント)を取得していたので、「Philosodomy」名義のYouTubeチャンネルはすぐに作れます。
ただ、YouTubeへの各種申請は個人ではできず、ディストリビューターに依頼する必要があります。
ここで思いがけず問題になったのが、TuneCoreやBIG UP!、sprayerといったディストリビューターが公式アーティストチャンネル申請を代行できると明示しているのに対し、ROUTER.FMはオフィシャルにはサポートを提供していなかったという点です。
ROUTER.FMに問合せフォームから本件に関する質問を送った際、公式アーティストチャンネルへのアップグレード申請手続き自体を原則受け付けていないと回答されました。
私は幸い、今回の問い合わせがきっかけで手続きをしてもらうことができたのですが、公式アーティストチャンネル登録を目指すのであれば、この点を含めてディストリビューターを選定する必要があるかもしれません。
申請から公式アーティストチャンネル化まで
YouTube関連の手続きは、すぐに終わるケースもかなり時間がかかるケースもあり、まちまちなようです。
繰り返しになりますが、以下はあくまで私の場合ということをご承知ください。
まず、YouTubeに「Philosodomy-Topic」チャンネルを生成してもらうのと、リリース済みの楽曲を「Release-Topic」チャンネルではなく「Philosodomy-Topic」チャンネルに紐づけてもらうのは、申請してもらったその日のうちに反映されました。
続いて、作成しておいた「Philosodomy」チャンネルの公式アーティストチャンネル化です。
こちらも申請手続き自体はしてもらえましたが、ここから本当に数か月単位で時間がかかるケースもあるそうです。
また、リリース済みの曲が正しくトピックチャンネルに紐付いたとはいえ、「公式アーティストチャンネル化を目指すチャンネルにコンテンツが何もないのはあまりよくない可能性がある」という話もあるらしいので(「可能性」「らしい」と申し訳ないがこの辺の話は本当に不明確なことが多い)、取り急ぎ何か1つでもと思い「EZ Drummer 3のデフォルト状態からシンバルだけEZXに差し替えてドラムを打ち込んだ動画」をアップしました。
リリックビデオでもあればアップしておくのが良いようですね。
現時点ではここまでとし、何か進展があれば追記します。