樹脂弦ウクレレベース選びの注意点 安物で十分だとは思うけど…

当サイトは広告収益によって運営しており、ページ内のリンクにアフィリエイト広告を含みます。
スポンサーリンク

2021年の6月、サウンドハウスのオリジナルブランドPLAYTECHの新商品としてウクレレベースが発売されていました。
それに関連して、別メーカーの製品ではありますが、以前所有していた同型の安い楽器のことを思い出しました。
この「ウクレレベース」について、弦の話や、フレッテッドとフレットレスのどちらを選ぶか等、この機会に書いておこうと思います。

そもそもウクレレベースとは?

ウクレレベースの起源について100%確証があるわけではないのですが、その祖先がAshbory Bassであることは間違いないでしょう。

→メルカリでAshbory Bassを見る

そして、このタイプの楽器をウクレレと結びつけた「ウクレレベース」について、最初に大量生産のラインに乗せたのはウクレレメーカーのKALAだと思われます。
そのKALAの「U-BASS」が発売されたのが2008年ごろ、程なくして日本国内でも見かけるようになったと記憶しています。
私もそれぐらいの時期に知人が使っていたのがウクレレベースとの出会いでした。

アシュボリーベースのシリコンゴム弦がベタベタして使い勝手が悪いのは有名な話でした。
そして、初期のウクレレベースのデフォルト弦も、同様にあまり良いものではありませんでした。

また、「弦が際限なく伸びる」という特性とペグの構造が相まって、予備知識なしにチューニングすると弦を巻き上げるだけでペグが壊れることもありました。
このあたりに関しては当時書かれたこちらのブログが分かりやすいです。
この記事を拝読して驚いたことを覚えています。↓

【※2025年11月追記】gooブログのサービス終了により見れなくなってしまったため、極めて重要な資料価値に鑑みて画像を含む箇所のスクリーンショットを引用させていただきます。)


引用元:https://blog.goo.ne.jp/goomatt/e/18dcc71dfb0e8d964debccd14f07afde

ともあれ、「ウクレレベース」はベースギターの小型化の一形態として確立し、その手軽さと、エレアコベースや安物のアップライトベースよりも「頭の中でイメージするウッドベースのサウンド」に近い音が出せる(※実際にウッドベースと似た音かどうかは置いといて)という特徴により、一定程度の人気を得たといってよいでしょう。

本家KALAと安物の差異

今は10年前より価格が落ち着いている気がするのですが、当時のKALA U-BASSの国内流通価格は妙に高い値段設定でした。
そのせいか、比較的早い段階で、日本の楽器店がオリジナルブランドから同型のウクレレベースを販売し始めました。
私も当時、島村楽器の「音音」のフレットレス仕様のものを購入しています。

で、本家KALAと安物との違いなんですが、価格差のわりに生産国もパーツの品質も全体的な作りの粗さも大した違いがなかったんですよね。
というところで、「KALA以外はパチモンみたいな気がして嫌だ」というのでもない限りは、当時の時点であえてKALAを選ぶ必然性は高くなかったわけです。
(※ただし、2020年以降のKALA U-BASSには樹脂弦ではなく専用のラウンドワウンド弦を張るモデルが存在します。)

フレッテッドとフレットレス、どちらが良いか

というわけで、「ウクレレベースはどのメーカーでも大差がないので、別に見た目で選んでもよい」というのが個人的な考えなのですが、ここで問題になるのが「フレットありを選ぶか、フレットレスを選ぶか」という点です。

というのも、フレットレスでのポルタメントによる「ビヨーン」という無段階の音程変化は確かにフレッテッドでは得られないものなのですが、20インチ強というスケールの短さから、フレットレスのウクレレベースでは正確なピッチで演奏するのが困難なのです。
その観点であれば、アンサンブルで使う上ではフレッテッドの方が向いているとも言えますし、むしろ聴きようによってはフレッテッドの方がウッドベースっぽくも感じられないでしょうか?

ウクレレベース選びで一番注意すべき点

なお、「安物で十分」とは思うものの、楽器の特性に応じた注意は必要です。
ウクレレベースというのは基本的に生音ではなくアンプに繋いで使う楽器なので、ハウリングに気を使わなくてはいけません。

実際に大音量で弾くとなると大きな違いはないかもしれませんが、よくある丸いサウンドホールが開いているものよりも、バイオリン等のようなFホールが開いているものの方がハウリングは多少マシな気がします。
個人的には、見た目の上でもその方が好きです。

ただ、ハウリングを気にするのならソリッドボディのものがベストです。
見た目のエレベっぽさに抵抗がある人もいるでしょうが、このタイプのウクレレベースは24フレット仕様のものもあり音域面でもメリットがある(普通のウクレレベースは16フレットしかない!)ので、ライブで使うならこういうやつの方が良いのでしょう。

そしてもう一点、見落としがちなのがポジションマークです。
エレキギターやエレキベースのポジションマークは3、5、7、9、12、15…というフレットに打たれていますが、ウクレレのポジションマークは3フレットは無しで5、7、10、12、15フレットというのが一般的です。
最初に触れたサウンドハウスのPLAYTECHウクレレベースはウクレレ式のポジションマークになっており、他にもそういうものがあるかもしれません。
PLAYTECH ( プレイテック ) / PUB500
PLAYTECH ( プレイテック ) / PUB500

エレキベースからの持ち替えだと混乱してしまうので、普段エレキベースを弾いているのであれば、ギター同様のポジションマークが入っているものを選ぶよう注意した方がよいでしょう。

ウクレレベース弦のおすすめ

最後に、いくつか使った中でのオススメ弦について書いておきます。
チューニングの安定性、手触りの良さ等、一番感触が良かったのがAquilaのThundergut(サンダーガット)です。

楽器本体が安物の場合、購入時に張ってある弦は品質に難があることも多いので、「ウクレレベースって初めて買ったけど思ったより良くないな…」と思っても、弦の交換は一度是非やっていただきたいです。

ウクレレベースは、エレキベースを弾ける人なら1本持っておいて損はないと思いますし、Amazonで「ウクレレベース」で検索すれば安いのがいくらでもある(私はAmazonの安い楽器関連商品は基本的に避けますが、ウクレレベースに関しては前述の通りそこまで大差ないと考えています)ので、軽い気持ちで試していただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました