【レビュー】ToneGeek ソルダーレスケーブルキット

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ここ最近はきっちりエフェクターボードを組むことがあまりなかったのですが、久々にちょっとしたボードを組むことになりました。
そこで、Twitterで知った安いソルダーレスケーブルを購入してみました。
これがなかなか良かったので、このブログで紹介しておきたいと思います。

ソルダーレスケーブルの選択肢

私は以前、わりと大きめのボードを組んでいた頃に、当時出回り始めたばかりのFREE THE TONEのソルダーレスケーブルを愛用していました。

【レビュー】FREE THE TONE SOLDERLESS CABLE
私は以前、エフェクター同士を接続するパッチケーブルにFREE THE TONEのソルダーレスケーブルを愛用していました。そのソルダーレスケーブルについて、作り方にコツがあったこと、それに気付かず何度か失敗したことを思い出したので、今回はそれ...

このFREE THE TONE製ソルダーレスケーブルがヒットして以降、多くのメーカーがソルダーレスケーブルを発売する中で、ストレートでもL字でもどちらでも使えるプラグを採用した便利な商品が登場してきました。
今回購入したのは、その中でも低価格なToneGeekの製品です。

写真を撮る前に2本作ってしまったのですが、こちらが現物の写真です。
ちなみに予備らしきネジも入っていたのですが、この余分なネジはプラグ内部のケーブルを挿し込む部分に紛れ込んでいる場合があるので、製作時に確認したほうがいいでしょう。

SL兼用のプラグが12本、CANAREの4mm径ケーブルGS4が3m、そしてケーブルカッターにドライバーまでついているので、このキットだけで6本のパッチケーブルをすぐに作ることができます。
個人的にはケーブルがカナレ製というのがポイント高いです。
付属のカッターは被膜を剥いたりするのにも使えるもの(いわゆるワイヤーストリッパー)ですが、実際に作るうえではそのような作業は必要なく、ただケーブルをカットしてプラグに挿し込んでネジを締めるだけでOKです。

なお、先に販売されていた同じ構成の製品で音造り結(むすび)ソルダーレスケーブルという製品もあります(ケーブルは別物)。
私は見た目がシンプルな方が好きなのでToneGeekを選びましたが、Twitterでは結の方を使っている人もよく見ますね。

作り方

作り方は簡単です。
作りたい長さよりも2cmほど長めにケーブルをカットし、プラグにケーブルを挿し込んでネジ留めします。
ケーブルをグリグリッとねじ込むようにきっちりプラグの奥まで押し入れるのが失敗しない最大のポイントでしょう。

結の方ですが、作成された方の動画がありましたので貼っておきます。

省スペース

さて、人によっては「ボード内でどれぐらいギチギチにエフェクターを詰められるか」というところが気になるのではないかと思います。
ノギスで測ってみたところ、プラグのこの部分の厚みが約10.5mmで、かなりコンパクトなイメージがあるFREE THE TONEのソルダーレスとほぼ同じサイズです。
実際に使ってみた感触でも、かなりタイトにボードを組めると言ってよさそうです。

今回作ったToneGeekケーブルですが、安価にもかかわらず不具合はなく、個人的にはかなり満足しています。
CANAREのGS4は柔らかいので取り回しが良いですし、音質にも特に不満はなく、作るのに失敗して接触不良になってしまうこともありませんでした。

ケーブルテスターも買っておこう

なお余談ですが、ソルダーレスケーブルを作るときにはちゃんと導通しているか確認するためのテスターがあると便利です。
おすすめはD'AddarioのPW-DIYCT-01で、シールドケーブルだけでなく、電源供給のDCケーブルのチェックにも使えます。

また、ToneGeekからオリジナルのテスターを同梱した商品も出ています。
これが一番お買い得かと思います。

なお、「商品選びに置いて何を重視するか」というのは個人の自由ではあるものの、いくら安いとはいえSNSでの発信内容がちょっと怪しかったり、別の製品の法令違反が指摘されていたり、いったい何の商売をしているのか分からないストアから販売されていたりという商品も存在します。
そういう商品は個人的には避けたいところです。

とはいえ、ToneGeekや結にしたって従来の常識からしたらありえないぐらい安いのが事実です。
「値段が値段だし」というのを念頭に、商品選定は自己責任でお願いします。

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