【2025年追記】ペダルなしの小型ワーミー系エフェクターまとめ

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私自身も過去に愛用していたワーミーは、飛び道具としては知名度が高く、まさに遊べるエフェクターの定番です。
とはいえ、その大柄なサイズのため、エフェクターボードに収めるのが難しいのも事実です。
そこで今回は、ボードに入れやすい、エクスプレッションペダルなしでもアーミング風の無段階ピッチシフトが可能な「小型ワーミー」「簡易ワーミー」とでも呼べそうなエフェクターを紹介します。

本家ワーミーはでかすぎる

私が実際に所有していたワーミー2機種(Whammy5と2014年復活Bass Whammy)についての記事はこちら。

【ワーミー比較レビュー】DigiTech Bass WhammyとWhammy 5
今回はペダルピッチシフターの代表格、思春期の憧れだったワーミーです。英語の発音は「ワミー」の方が近い、というのはもはや有名な話ですかね。電源はDC9Vアダプター(※専用アダプター付属)、電池駆動不可。

ワーミーとは、DigiTech社のエクスプレッションペダル付きピッチシフトエフェクターの商品名です。
エクスプレッションペダルを踏みこむことで、ギターのアーミングのように音程がギュイーンと変化するというのが最大の魅力です。
似たような製品は他のメーカーからも時々発売されますが、やはりワーミーこそがこの手のエフェクターの代名詞と言えます。

ただ、「エフェクトを選択するコントロール部」に「エフェクトON/OFFのためのフットスイッチ」、さらに「足で音程を操作するためのエクスプレッションペダル」も備えているとあって、筐体がかなり大きいです。
このサイズ感はボード構築・運搬のうえでデメリットといえます。

とはいえ、他のいわゆる「オクターバー」「ピッチシフター」と呼ばれるエフェクターの多くは、ワーミーのような音程変化の仕方をする機能を備えていません。
「専用ジャックに外部エクスプレッションペダルを繋げばワーミーと同じような使い方ができる」という製品もありますが、やはり場所をとります。

そこで選択肢になるのが、「フットスイッチを踏んだ時だけエフェクトオン・足を離すと自動でエフェクトオフ」という機能を備えることで、エクスプレッションペダル無しでもワーミーのようなアーミング風の音程変化が可能なエフェクターです。
これぞまさに「ワーミーみたいなことがやりたいけどエフェクターボードに余裕がない」という人にぴったりですので、そういった製品を紹介します。

DigiTech / Whammy Ricochet

2016年に本家DigiTechが発売したペダルなしワーミーがWhammy Ricochetです。
(※読み方は「リコシェ」)

さすが本家の製品だけあって、ベースワーミーと同等レベルの低音検出精度を備えています。
同軸2連のBALLISTICSノブにより、「フットスイッチを踏んでから音程が変わりきるまでの時間(SHIFT)」と「足を離してから音程が元に戻るまでの時間(RETURN)」を個別に調整可能です。

ただ注意点として、出荷時は和音対応のChordsモードに設定されており、このモードでフットスイッチをモーメンタリー(踏んでいる間だけオン、足を離すとオフ)に設定するとエフェクトOFF状態でも音質劣化が酷いので、用途によってはClassicモード(単音のみ対応だが反応が速く、エフェクトOFF時の音質変化が少ない)に切り替えて使うべきでしょう。
この初期設定のせいで「音痩せする」と評価している人もおり、第一印象で損してんなあという感じがしますが、そのモード切替が難解なのが玉にキズです。

【※ChordsとClassicのモード切替について】
Twitterでこの話をしたらアキラのMETAL MANIACS.のakiraさんが日本語説明書の当該箇所を載せてくれました。↓(本当にややこしい)

Electro Harmonix / Pico Pitch Fork

Whammy Ricochetよりも以前から販売され、MXRサイズで疑似ワーミー的な機能を実現していたのがエレハモのPitch Forkです。
旧機種は「踏んでからピッチが変わりきるまで」と「足を離してから元に戻るまで」の時間の調整に特殊な操作が必要で面倒だったのですが、2023年、そのピッチシフト時間をSWELLノブで調整できるよう改善した新型機種として、ミニサイズ版のPico Pitch Forkが発売されました。

小型の筐体でワーミー的なエフェクトがかけられる機種はこれぐらいしかなく、ベースにも難なく対応する検出音域の広さも大きな魅力です。

なお、本記事の趣旨からすると余談ですが、エレハモには逆に「エクスプレッションペダル部分だけのワーミー」みたいなSlammi Plusもあります。
ピッチシフターでありながら、見た目が完全にただのワウペダルというのが面白いです。
これも別種の「省スペース版ワーミー」といえるでしょう。

BOSS / PS-6 Harmonist

BOSSのピッチシフターには、ワーミー風の効果を得られるモードを備えた機種があります。
PS-5 Super Shifterで「T.ARM」という機能が搭載され、現行のPS-6 Harmonistにも「S-BEND(スーパーベンド)」というモードがあります。

調整できるのは「どこまでピッチを動かすか(SHIFT)」、「ピッチが変わりきるまでの時間(RISE TIME)」、「ピッチが元に戻るまでの時間(FALL TIME)」で、十分なコントロールを備えています。
ただ低音域のピッチ検出能力に難があり、2010年発売ということもあるので、そろそろベースの低い音域にも対応した新製品に期待したいところです。

なお、2025年、見るからに打倒ワーミーを狙った新機種XS-100 Poly Shifterとともに、コンパクトサイズのXS-1 Poly Shifterも発売されています。
ただ、こちらはMOMENTモードで「ペダルを踏んでいる間だけエフェクトオン、足を離すとオフ」という挙動にこそできるものの、無段階にギュイーンと音程変化するのではなく一瞬でピッチが切り替わるので、「ワーミーっぽい」とは全くいえない点に注意が必要です。

【2025年8月追加】KLOWRA / Vein Pitch Shifter

KLOWRAは2025年に立ち上げられた中国の新しいエフェクターブランドです。
2024年ごろまで流通していたALABS AUDIOのメンバーが関わっているようで、製品のラインナップがディレイ・リバーブ・マルチモジュレーション・ピッチシフターというのもALABSと同様ですね。

こちらのVeinというピッチシフターは、フットスイッチ長踏みでモーメンタリーモードとして動作し、GLIDEのアタックとリリースでピッチシフトの行きと帰りを個別に調整可能、そしてピッチシフト音にデチューンがかけられると、かなり多機能です。
ピッチシフターで高い音を出すと無機質な不自然さが出てしまいがちなので、ピッチを上げた音にデチューンがかけられるというのは音楽的に便利ではないかと思います。
こちらのオフィシャルの動画でも冒頭から(分かりやすく極端にされていますが)その音を聞くことができます。

というわけで、「ワーミーを導入したいけどでかすぎるから無理」という方におすすめのピッチシフターをまとめてみました。
一度使うと癖になるエフェクトです。
未体験の方は是非試してみていただきたいと思います。

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