【レビュー】PLAYTECHのベース用激安コーティング弦

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サウンドハウスの自社ブランド「PLAYTECH」といえば、まあ正直「安かろう悪かろう」のイメージが強いです。
そのPLAYTECHからなんとコーティング弦が発売されました。
当然のようにコーティング弦としてはぶっちぎりの安さなので、試しに6弦ベースのセットを購入してみました。

【前提】自分のベース弦の好みは超ライトゲージ

私は個人的に「巷のエレキベースの弦はテンションが強すぎる」と常々考えており、ショートスケールのベースぐらいの弾き心地が好みです。
そのため、今回弦を買う前の時点でも、かなり細いゲージの弦を張っていました。
6弦ベースのレギュラーチューニングで、ゲージは細い方から026、036、050、067、090、120というもの。
E弦で090というのはそうそう見かけないですし、上の2本はギター用のバラ弦でした。

弦のテンション(張力)の調べ方、弦の太さのバランス
ギターやベースについて、よく「弦のテンションが強い(きつい・硬い)」あるいは「テンションが弱い(ゆるい・柔らかい)」という言い方をしますが、そのあたりを数値的に気にかけている人は案外少ないように思います。私は「演奏時のストレスを軽減するため...

そんな私にとって、プレテク6弦セットの030、045、065、085、105、125という(世間的にはわりと一般的な)ゲージは全体的に太めであり、好みからは外れています。
しかし、弦の価格が上昇の一途をたどる昨今、これだけ安い値段で出されてしまったら、ゲージへのこだわりも何のそのという感じにならざるを得ません。
「久々に弦ゲージへのこだわりを捨てたらどんな感覚なのかな?」というのも含め、今回この弦を買ってみることにしました。

手触りと音色の感想

というわけで届いた弦を開封してみたところ、取り出した弦をほどいた瞬間に不思議な感覚。
妙に弦が柔らかく感じるのです。
外したダダリオの.120より、PLAYTECHの.125のほうが明らかにフニャフニャしています。

私自身「あらゆるメーカーを試した」などと言うほど見識があるわけではないですし、ここ数年は弦交換の頻度もかなり減っているので勘違いもあるかもしれません。
が、弦をパッケージから出した時にこんな感覚を覚えたのは初めてです。
(※なお、私はコーティングでない方のPLAYTECH弦を買ったことがないため、これがプレテクベース弦の特徴なのか、コーティングプレテク弦特有の性質なのかは分かりません。)

早速張ってみると、弦そのものが柔らかいからといって、テンション(張力)が他メーカーと比較して弱いとはあまり感じませんでした。
ただ、弾いた時に指に当たる感触が柔らかいというか、芯をヒットする手応えが軽いような印象を受けます。
これは好みが分かれるかもしれません。

「レジンコーティング」の詳細は不明ですが、Elixirほどツルツルではなく、DR DRAGON SKIN+のような引っ掛かりもなく、コーティングの手触りとしてはまさに中庸といった感じです。
これが嫌いだと言う人は少ないでしょう。
他方、張りたての時点でギラつきが少ない点はコーティング弦の宿命とはいえ、パンチに欠ける地味な音だとは思いました。

余談(パッケージのミスについて)

この弦、6本まとめて1つのパッケージに真空パックされており、ボールエンドの色分けもないので、「どれが何弦か」については太さから判別するしかありません。
まあこれについては慣れというか、プレイヤーとして普通に判別できるようにならないといけないと思いますが、最初に買った商品はA弦が2本入っており、D弦がありませんでした。

これ、初心者だとかなり厳しいですよね。
「ちゃんと6本の弦が過不足なく入っているだろう」という先入観は当然ありますし、微妙な太さの差を判別するのが難しいのだから、同じ弦が2本あると気付くのは困難でしょう。
ナットの溝に当てて太さを判別するというのも、知らないと分からないと思います。

私は幸いにもすぐに気付いたので、サウンドハウスさんに連絡して代替品を送っていただくことができましたが、一応「こういうこともあるので気を付けてね」という情報として載せておきます。


PLAYTECH ( プレイテック ) / EBSC-30125 コーティング弦

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