EZ DRUMMER 3のシンバルだけをEZXに差し替え

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EZ DRUMMER 3の簡便な使い勝手を気に入っており、今後も継続して使っていくのですが、シンバルのバリエーションに不満が出てきました。
当初は拡張音源なしでやっていくつもりでしたが、デフォルトの状態だとちょっと限界があると感じたため、拡張音源のEZXを購入しました。
今回選んだのは、少し古い音源ですがEZXのMETAL HEADSです。

EZ DRUMMER 3の凄さと欠点

EZ DRUMMER 3にはデフォルトの状態で3つのドラムキットが収録されており、中でもBright Roomを選択すると3タム2フロア、クラッシュシンバル4枚、スプラッシュ、チャイナという、十分メタルがやれるキット構成になっています。
音色もメタル方面に対応しており、「Fundamental Metal」というプリセットを少しいじるだけで、かなりイメージに近い音を作ることができました。

EZ DRUMMER 3は単体でエクストリームメタルまでいける
10数年ぶりのDTM再開(というかほぼゼロからのスタート)でドラム音源を選定するにあたり、「なるべく安く済むこと」「簡単に打ち込みができること」そして「デスメタルのドラムとして十分な音が出せること」を全て満たす必要がありました。最初は別のも...

昨年サブスク配信した楽曲のドラムトラックも、このEZ DRUMMER 3を拡張音源なしで使ったものです。

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ただ、前回のドラムトラック作成では妥協した部分もありました。
EZ DRUMMER 3に収録されているPAISTEのシンバルは華やかで綺麗な音なのですが、音の芯が少し足りないというか、ハイゲインディストーションのギターに押し負けていると感じる面があり、特にスプラッシュシンバルの弱さが課題でした。
私の理想とするドラムセットは、Gene Hoglan風というかAquiles Priester風というか、最低でも左手側ライドシンバル(あるいはベル)と2枚のスプラッシュシンバルを必要とするのですが、EZ DRUMMER 3の初期状態では、自分の頭の中で鳴っているドラムパターンを再現するのにパワー不足感があったのです。

シンバルが充実したメタル向けEZXは?

とはいえ、TOONTRACKのEZ DRUMMER向け拡張音源は非常に数が多く、メタル向けのものだけでも「METAL MACHINE」、「DEATH METAL」、最新の「METAL MANIA」など複数あります。
しかも、話を聞くに結構な当たり外れがあるようで、どれを買うか迷ってしまいました。

そんな折、X(Twitter)で「シンバルに関してはMETAL HEADSが良い」と教えていただきました。
収録内容を確認したところ、シンバルはSABIANで、かなりバリエーション豊富。
スプラッシュは8、10、12インチ、さらにベルも収録されており、自分の趣味にかなり合致しています。
ちょうどSONICWIREが「旧来のパッケージ販売品の売り尽くし」というセールをやっており、その対象になっていたのでかなり安く購入できたのはラッキーでした。

METAL HEADSのシンバルを並び替え

購入後、早速インストールして、自分の理想とするシンバルの配置を試みます。
このように並び替えてみました。

左手側にベル、ハイハットの上に12"スプラッシュ、目の前には8"と10"のスプラッシュ&重ねシンバルを配置。
残った4枚には各サイズのクラッシュシンバルを割り当てます。
この状態で、自作曲で本来やりたかったドラムパターンを打ち込んでみます。

いやーいいわ。
ただタイコ類がちょっとボフンボフン言いすぎでしょうか。
スネアやタムに関しては元々のEZ DRUMMER 3の音の方が好みかもしれない。

EZ DRUMMER 3上でMETAL HEADSのシンバルを鳴らすことに

ここで私は、タイコ類だけをEZ DRUMMER 3のものに差し替えようと考えました。
ところが、METAL HEADSが2010年発売のかなり古い音源だからなのか、EZ DRUMMER 3のタイコをMETAL HEADS上で鳴らそうとするとスカスカの音しか出ないという問題があることが分かりました。

また、こんなにたくさんシンバルがあると、選択肢が多すぎて打ち込みで迷子になってしまうことも判明しました。
自分にはEZ DRUMMER 3のBright Roomぐらいのキット点数が扱いきれる上限のようです。

というわけで、EZ DRUMMER 3のシンバルをMETAL HEADSのシンバルに差し替え、限られた枚数の中で配置を工夫することに。
取捨選択の結果、最終的にこうなりました。

現実世界ではあまりこういう配置にはならないと思いますが、ステレオで聞いてみると、なかなか違和感なく聞こえます。
同じシンバルの音にも関わらず、METAL HEADS上で鳴らした時とかなり音が違っているのは、タイコとのバランスで少しピッチを調整したのもあるのですが、それ以上にEZ DRUMMER 3内の「Fundamental Metal」プリセットのEQを通っている影響が大きいと思われます。
何も調整しない状態でもだいぶキラキラした音(どことなくPAISTE感がある)になりました。

結果として、全体的にかなり満足のいく音を作ることができました。
私はEZ DRUMMER 3の導入時には「拡張音源はいらないから1円でもポイント還元が高いところで買おう」という考えだったのですが、EZ DRUMMERはよく「購入時に少し古い拡張音源が無料で1つ付けられる」という売り方をしているので、正直これなら最初からMETAL HEADSと抱き合わせで買っておけばよかったですね。

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