私は勤めていた会社を退職後、在宅で仕事をする道を模索する中で、クラウドソーシングサイトのクラウドワークスでちょこちょこ案件をこなしていたのですが、幸運にも在宅で時給1,200円の仕事に採用されることが決まりました。
月の稼働時間が50時間程度ということで、これはなかなか大きいぞ、と非常に嬉しかったのですが、それがなんと突然その仕事が無かったことになってしまいました。
ビズアシとは
クラウドワークス内には「ビズアシからのスカウト案件」というものがあります。
ビズアシというのは、クラウドワークスが運営する、企業向けのオンラインアシスタントサービスです。
「ビズアシスタントオンライン」というのがサービス名のようです。
このビズアシは、クラウドワークス内で募集がかかっている多くの仕事とは異なり、人材を求めている企業の要望に合うワーカーをビズアシがスカウトするという形になっています。
また、クラウドワークス内で検索しても内容を知ることができない非公開案件がその大半を占めるので、例えて言うなら人材派遣とか、転職エージェントの非公開求人に近いでしょう。
→参考:ビズアシのサービス紹介ページ
クラウドワークスには時給換算すると数百円にもならない仕事がゴロゴロ転がっており、そのうえ手数料を引かれてしまいますが、ビズアシ案件は掲載された金額から手数料が引かれないというのも魅力のひとつです。
※募集企業が支払う金額の一部がビズアシに入るシステムのようです。
募集されている仕事は、データ入力や翻訳、人事採用事務、経理事務、そしてウェブデザインなどなど。
私がスカウトを受け取った中では、データ入力系の仕事で一番安いものでも時給800円ということで、在宅でこの金額なら悪くないのでは?と思いますし、私が経験のある人事系の仕事だと時給1,200円が相場のようです。
また、ウェブデザイナーの仕事なんかだと時給2,000円を超えてくるみたいです。
ビズアシの面接にこぎ着けるまで
私は、クラウドワークス内で単価が安い案件を多くこなし、またプロフィールを少しずつ加筆訂正して自分の経歴やできる仕事を書き加えているうちに、ビズアシからスカウト案件が届くようになりました。
基本的には「こんな仕事があるので応募してみませんか?」という定型メッセージが届くのですが、今まではそれに返信しても毎回「残念ながら今回は見送らせていただきます」という回答でした。
しかし、7月下旬のある日のこと。
とある企業(仮にA社とします)の人事採用事務の案件に応募していたところ、ビズアシの事務局から今までとは違う形のメッセージが返ってきました。
「定形のレジュメシート(簡単な履歴書・職務経歴書のようなエクセルシート)に記入して送ってください」という内容でした。
レジュメシートに記入して返信した数日後、その内容を元に事務局の方とSkypeでの面談を実施。
時間は30分程度で、今までの職務経歴や稼働可能な時間について聞かれました。
そして、その2日後に、「A社の担当者の方が面接したいそうなので、都合のいい日程を教えてください」との連絡がありました。
そしていよいよ、私、ビズアシ、A社によるSkype三者面接が実施されました。
時間はこれまた30分程度。
業務内容の説明を受けたあと、私の経歴やできる仕事の内容を説明しました。
採用決定からの急転直下
面接の翌日、ビズアシの担当者さんから「是非お仕事をお願いしたいとのことなので、稼働開始可能日を教えてください」との連絡がありました。
このとき私は「やった!時給1,200円だ!これでだいぶ社会復帰に近づいたぞ!」と思わずガッツポーズしました。
そして、「8月10日から稼働可能です。宜しくお願いします。頑張ります!」と返信し、すっかり採用された気分になっていました。
ところが明日から稼働開始だと思っていた本日8月9日、ビズアシ事務局から届いたメッセージを開いてみると、中身はこんな内容でした。
「誠に申し訳ないのですが、A社様からオファーを取り消したいとご連絡がありました。
別件で募集していた社員の採用によりご依頼する業務の量が確保できなくなったとのことです。
誠に申し訳ございませんが、追って他のお仕事をご紹介させていただきますので、よろしければご応募ください。」
正直、なんだとこの野郎という感じです。
ただ、これはおそらくアルバイトのような雇用契約ではなく業務委託契約でしょうから、A社に対しては腹が立ちますが、労働基準法が適用されるものでもないのでどうしようもありません。
完全にA社の仕事を請けるつもりでいたので、他の案件には全く応募していなかったのですが、今回は仕方ないということで諦め、また別の案件に応募してみることにします。
というわけで残念な結果になってしまいましたが、時給制の在宅ワークとしては割の良い案件が多いのは事実です。
私はビズアシの方から連絡が来ましたが、自分からビズアシに登録することもできるので、在宅ワークで働きたい方には選択肢の一つになると思います。