【厳選ベース用歪み】ベースにおすすめのエフェクター 歪み編

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世の中にめちゃくちゃたくさんあるじゃないですか。歪みエフェクター。
なので歪み系に関してはなかなか上手くまとめきれないように思っていたんですが、ここ最近の新製品を見ても当面はこの5台以上にグッとくるものは出てこない気がするので、個人的にベーシストにおすすめしたい歪みエフェクターのベスト5をランキングにしてみます。
なお、「実際にベース用の製品かどうか」は選定基準に一切含めません。
また、「ナチュラルに歪むオーバードライブ」みたいなのはありません。全然好きじゃないので。



【第1位】ZVEX / BOX OF METAL

ベースの歪みエフェクターとしてこれを1番に挙げる人はあまりいないかもしれません。
しかし、自信をもっておすすめしたいのが、ZVEXのハイゲインディストーション「BOX OF METAL」です。

「ギター用のメタルディストーションをベースにかけると線が細くて使い物にならない」というイメージの方が多いと思います。
しかし、BOX OF METALは音の太さが全く違います。
トレブルを上げることで得られる、どれだけ歪ませても失われない明瞭な輪郭は、Darkglass系のモダンな歪みと音のベクトルは違えど「ベースの存在感を削がないディストーション」としてかなり高得点です。

また、ベーシストでノイズゲートを使ったことがない人も多いでしょうが、このキレッキレのノイズゲートは一度使うと病みつきになります。
騙されたと思って試してみてください。
誰に言っても「え?これ?ベースに?」みたいな顔をされますが、私の中では不動の一位です。

【レビュー】ZVEX BOX OF METAL
今回はギター用のハイゲインディストーションです。名前だけ見るとよくあるメタルディストーションっぽいですが、こいつは一味違います。ベースに使って相性がいい激歪みディストーションとして、これ以上のものを私は知りません。

【第2位】Darkglass Electronics / Microtubes B7K V2

私が実際に買って所有していたのは下位機種のB3Kの方だったのですが、上位機種のB7K Ultraを試奏したり、友人のB7Kを貸してもらって使ってみたりした中で、最もバランスがいいと感じたのが現行型のB7K V2です。
旧バージョンのB7Kは、B3K(シンプルゆえに音作りの幅が狭い)とB7K Ultra(2チャンネルの多機能プリアンプ)の中間に位置することから、やや中途半端な立ち位置でした。

【試奏レビュー】Darkglass Electronics B7K Ultra v2
今回、プリアンプの買い替え検討のため楽器店で色々と試奏してきました。当ブログでは基本的に実際に購入したものについて紹介していますが、買わなかったものの非常に印象に残ったので、レビューを記事として残しておきます。試奏したのは、Darklras...

しかし、V2に進化したことでローミッドとハイミッドの周波数切り替えスイッチを備え、上位機種に迫る幅広い音作りが可能となりました。

Darkglassの歪みは種類が増えており、最近はDarkglassユーザーでもB7K一辺倒ということはないのですが、現代のベース用歪みエフェクターの勢力図を完全に塗り替えたこの強烈すぎるサウンドには、やはり替えのきかない魅力があります。
長年「ベース用歪みの定番」といえる機種が新たに出てこなかった中で一気に普及しただけのことはあり、Darkglassの歪みの中でもB3K・B7Kシリーズのサウンドが一番使い勝手がいいと感じます。

【第3位】E.W.S. / Stormy Bass Drive

ミニサイズでボードに入れやすく、かつ的確なコントロールで音作りもしやすいこちらが第3位です。
いや、何というかこう使うほどに良いんですよこれ。
今回紹介の中ではぶっちぎりにシンプルなコントロールでありながら、慎重に実用性を吟味して設計されたであろうことが見て取れる扱いやすさで、ピッキングへのリニアな反応やトーンの効きの良さ、そして買いやすい価格も含め、多くのベーシストにおすすめできる一台だと思います。

【レビュー】E.W.S. Stormy Bass Drive
ミニサイズのベース用ディストーションです。2020年に発売された割と最近のエフェクターです。ベース用歪みとしてはかなり久々にグッときたブツでした。

【第4位】ZVEX / MASTOTRON

「こういうランキングで同じメーカーから2機種入れるなよ」と自分でも思うのですが、こちらはZVEXのファズです。
2種類の異なる歪みの質感を行き来できること、サブオクターブ的な低音を付加できること等、見た目の雰囲気に反して非常に強烈な音を出してくれます。
やや音決めに迷う部分はありますが、そのぶん多くの人にとって「ここだ」という好みのポイントが見つかるエフェクターだと思います。

【レビュー】ZVEX MASTOTRON
バリバリブチブチとやかましい、存在感抜群のファズです。「ベース用ファズ」と紹介されているのを見たことがある人もいるかもしれません。ただ、本来は「ギターだけでなく、ベースやキーボードにも使える」という製品だったはずです。

【第5位】BOSS / MD-2 Mega Distortion

ベース用のODB-3やBB-1Xを差し置いてこれ???と思われるかもしれませんが、「BOSSから選べ」と言われたらこれです。
7弦ギターが広く一般化した時代にBOSSが用意した回答ともいえるこのディストーションは、いかにもエフェクター的なチリチリしたハイゲインディストーションとは全く異なる野太い歪みが特徴で、ベースにも合います。

【レビュー】BOSS MD-2 Mega Distortion
BOSSのギター用ハイゲインディストーションです。このエフェクター、個人的にBOSSの隠れた名機だと思っています。そして、ベースに使ってもかなり良いです。

ということで、ベースにかけるうえでおすすめのディストーションを5台紹介しました。
以前書きましたが、バンドサウンドの中でベースを歪ませるのは難しいもので、「目立ちたくて歪みをONにしたのに逆に音が引っ込んでしまう」というのは本当によくある話です。

【雑記】ベースを歪ませることの楽しさと難しさ
私は歪みエフェクターが大好きで、これまで何台もファズやディストーションを買ってきました。ベースが歪んでると楽しいし、テンションが上がります。しかしその上で、ベースと歪みの組み合わせはすごく難しいし場面を選ぶので、よっぽど明確な目的や曲中での...

その中にあって、今回紹介した機種は、比較的「前に出る音」を作りやすい歪みと言っていいと思います。
私がBox of Metalで「これだ!」となったように、ギター用かベース用かは関係なく、皆さんにも自分なりの一台が見つかればと思います。



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