私を構成する42枚(1985年生まれ岡山出身デスメタル男性)

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流行りから随分経ちましたが、「私を構成する42枚」を本気でやって自分用の記録として残しておこうと思います。
選出のうえでは、音楽通ぶって見栄を張るようなことを一切やらないというルールを遵守します。
「評価の高い名盤を無理に入れる、あるいは逆に作為的にマニアックなチョイスをする」「昔は好きだったけど今は嫌い寄りなので除外する」「ジャンルごとのバランスを考える」等は厳に禁じ、本当に自分の血肉となった42枚を選び、影響を受けた時系列で並べています。

  1. 1. X JAPAN / Ballad Collection(1997)
  2. 2. hide with Spread Beaver / Ja,Zoo(1998)
  3. 3. B'z / LOOSE(1995)
  4. 4. MARILYN MANSON / Antichrist Superstar(1996)
  5. 5. SEX MACHINEGUNS / SEX MACHINEGUN(1998)
  6. 6. YNGWIE MALMSTEEN / The Seventh Sign(1994)
  7. 7. SLIPKNOT / Slipknot(1999)
  8. 8. VOLCANO / Violent(2000)
  9. 9. IN FLAMES / Clayman(2000)
  10. 10. ARCH ENEMY / Wages of Sin(2001)
  11. 11. THE HAUNTED / The Haunted(1998)
  12. 12. Cocco / サングローズ(2001)
  13. 13. DEICIDE / Once upon the Cross(1995)
  14. 14. DREAM THEATER / Metropolis Pt.2:Scenes from a Memory(1999)
  15. 15. Andrew W.K. / I Get Wet(2001)
  16. 16. V.A / Metal Attitude - Melodic Heavy Metal(2002)
  17. 17. ANGRA / Rebirth(2001)
  18. 18. RING OF FIRE / The Oracle(2001)
  19. 19. SINERGY / Suicide By My Side(2002)
  20. 20. BUMP OF CHICKEN / jupiter(2002)
  21. 21. t.A.T.u. / 200km/h in the Wrong Lane(2002)
  22. 22. cali≠gari / 第7実験室(2002)
  23. 23. Children of Bodom / Hate Crew Deathroll(2003)
  24. 24. KING CRIMSON / Red(1974)
  25. 25. Dir en grey / VULGAR(2003)
  26. 26. MUSE / Absolution(2003)
  27. 27. Michel Petrucciani Trio / Trio in Tokyo(1999)
  28. 28. Chick Corea Elektric Band / To the Stars(2004)
  29. 29. Miles Davis / You're Under Arrest(1985)
  30. 30. DEATH / Individual Thought Patterns(1993)
  31. 31. Don Friedman Trio / My Favorite Things(2004)
  32. 32. SERPENT / Cradle of Insanity(2005)
  33. 33. RoadRunner United / The All-Star Sessions(2005)
  34. 34. SYSTEM OF A DOWN / Mezmerize(2005)
  35. 35. Kiko Loureiro / Universo Inverso(2006)
  36. 36. Galneryus / Beyond the end of despair...(2006)
  37. 37. TOOL / 10,000 Days(2006)
  38. 38. CYNIC / Traced in Air(2008)
  39. 39. OBSCURA / Cosmogenesis(2009)
  40. 40. REVOCATION / Chaos of Forms(2011)
  41. 41. CRYPTOPSY / Cryptopsy(2012)
  42. 42. トゲナシトゲアリ / 棘ナシ(2024)

1. X JAPAN / Ballad Collection(1997)

自分で決めたルールに従えばベスト盤が入ってくるのは当然とはいえ、いきなりバラードベストは恥ずかしいのですが、これが人生で初めて買ったCDでした。
親が見ていたテレビ番組で流れた、既に解散が決定していたX JAPANの「The Last Song」に惹かれたところ、それがシングルリリースより先に本作に収録されていたのです。
これを聴きまくっていたことで、私のハモリギター好きが決定的なものになります。

2. hide with Spread Beaver / Ja,Zoo(1998)

そんな小学生が中学生になればhideのソロにハマるのは自明…というところでまさかの突然死。
リアルタイムで好きなミュージシャンが若くして自殺(と当時はされていた)というのは相当な衝撃で、これは私の思春期にかなり暗い影を落とした出来事でした。
他方、「それでは音楽は生き続ける」を実感する機会にもなりました。

3. B'z / LOOSE(1995)

自分が能動的に音楽を聴き始める前に3歳上の兄がずっと聴いていて「うるさいなあ」と思っていたアルバム。
しかし、これが自分にとって「王道ロックサウンド」の一つの基準であることは疑いの余地がなく、明らかに私を構成する重要な1ピースです。

4. MARILYN MANSON / Antichrist Superstar(1996)

初めて自分で買った洋楽。
リアルタイムではなくリリース数年後になってからでしたが、たまたま見た「The Beautiful People」のMVは中二病真っ盛りの少年に魅力的すぎました。

5. SEX MACHINEGUNS / SEX MACHINEGUN(1998)

X JAPAN解散から洋楽メタルを掘り始めるまでの間、自分の中でメタルの炎を燃やし続けてくれたのは間違いなくマシンガンズです。
真面目な話、これが無ければ日本のメタルは一度絶滅していたのでは?というぐらい、誰も本気でメタルをやっていない時期があったことを忘れてはいけません。

6. YNGWIE MALMSTEEN / The Seventh Sign(1994)

「メタルの名盤」的なものを中古でちまちま買い集める中で最もハマったのはイングヴェイでした。
あまり公言する機会がないのですが、私はインギー本人が弾くベース(およびベースマガジンでのインタビュー内容)にベーシストとしてかなり影響を受けています。

7. SLIPKNOT / Slipknot(1999)

いわゆるニューメタル的なものがさほど好きではなかった私にとって、突如現れたSLIPKNOTは「仮面の9人組」というギミック抜きに衝撃でした。
エクストリームメタルのスタート地点がここだった人は多いはずです。

8. VOLCANO / Violent(2000)

屍忌蛇率いる国産メロデスバンドの第一作。
日本における局所的なメロデスブームにあって私が最初にちゃんと聴いたのがこれで、逆に本作を起点に「Fredrik Nordström」という名前をキーワードとするdigが始まります。

9. IN FLAMES / Clayman(2000)

そのタイミングでちょうど発売されたIN FLAMESの第5作。
今の感覚だと、メロデスの金字塔である過去作や、路線変更の第一歩といえる次作「Reroute to Remain」の方が好きなのですが、ハモリながら爆走する「Pinball Map」のリフは当時の私には革命的でした。

10. ARCH ENEMY / Wages of Sin(2001)

Angela Gossowを迎えた4thアルバムはグチャドロ感が失われ、セルアウト呼ばわりも納得なのですが、いや、でも冒頭「Enemy Within」のイントロは衝撃だったでしょう。この手があったか!
アモット兄弟期はギターの役割分担が巧みだと感じますね。

11. THE HAUNTED / The Haunted(1998)

スラッシュメタルをあまり聴かずにここまで来たのですが、デスメタルとは明確に異なる「Hate Song」の突撃感にやられました。ヤッタローデッ
なお、メンバー繫がりの話としてAT THE GATESの名盤「Slaughter of the Soul」も当然大好きなのですが、私が欲しかった時には廃盤で、中古でプレミア価格になっていたのでなかなか聴けず、自分を構成するとは言い難いんですよね。

12. Cocco / サングローズ(2001)

伝説の引退前最後のミュージックステーションはリアルタイムで見ました。
メジャー期のCoccoは曲の良さもありますが向山テツのドラムがめちゃくちゃ好きでした。

13. DEICIDE / Once upon the Cross(1995)

音楽的な面以上に、表現手法について「ここまで冒涜的なことをやってもいいんだ!表現の自由万歳!」という影響を受けた作品。
こういうのも「私を構成する」に含むべき重要な一要素でしょう。

14. DREAM THEATER / Metropolis Pt.2:Scenes from a Memory(1999)

コンセプトアルバム的なものを聴いた人生初体験。
好みなのは「Train of Thought」や「Octavarium」の時期なのですが、受けた衝撃の大きさという観点だと本作を外すわけにはいきません。

15. Andrew W.K. / I Get Wet(2001)

パーティー・一直線!
後ろ暗い思春期を過ごし、明るい音楽が大嫌いだった自分でさえ楽しい気分にさせてくれたパーティー野郎に最大限の感謝を。

16. V.A / Metal Attitude - Melodic Heavy Metal(2002)

いわゆるメロパワ・メロスピ的なツーバスの速い曲をたくさん知りたい、と思っていたところに発売されたオムニバム盤。
インターネット未発達時代の田舎ではこういうものが本当にありがたく、ANGRAもSTRATOVARIUSもRHAPSODYもこれで履修しました。

17. ANGRA / Rebirth(2001)

からの、Andre Matos脱退後のANGRA復活作。
アルバムとしてはAndre期の「Holy Land」や「Fireworks」、Edu Falaschi期なら「Temple of Shadows」の方が圧倒的に好みなのですが、リアルタイムでこのアルバムから受けた衝撃は相当でした。

18. RING OF FIRE / The Oracle(2001)

「Mark BoalsとVitalij Kuprijで疾走曲もあるプログレメタル」というところから想像通りの作風ではあるものの、Steve Vaiの相棒ベーシストであるPhilip BynoeとPLANET XのVirgil Donatiというリズム隊が異常。
メンバーが変わった後の作品と比べると、曲の良し悪しではなくバンドとしてのグルーヴが完全に別物です。

19. SINERGY / Suicide By My Side(2002)

それ系が好きな人には本当に申し訳ないのですが、女性ボーカルが歌うハードロック~ヘヴィメタルって本当に聞いてられないぐらい苦手なんですよ。
ほぼ唯一の例外で凄く好きだったのがKimberly Gossで、彼女のキャリアがここで終わったのは本当に残念です。

20. BUMP OF CHICKEN / jupiter(2002)

流行り物を腐す人生を送ってきましたが、そんな自分にとってさえバンプはシンプルに歌詞も曲も良かった。
一緒にコピーバンドをやっていた同級生のF本君がインディーズ期の「THE LIVING DEAD」にハマっていたのですが、私はメジャー1stの方が好きでした。

21. t.A.T.u. / 200km/h in the Wrong Lane(2002)

これまた流行り物ではあるのですが、高校生当時、実際にCDを買ってまで聴いている人は周りに全然いませんでした。
作られたストーリーに乗せられた形とはいえ、アメリカのいわゆる洋楽ヒットチューンとは一線を画する楽曲群には不思議な魅力がありました。
これがきっかけで、ほとんど喋ったことのなかった同級生のI田君と打ち込みDTMの話をしたのも思い出深いです。

22. cali≠gari / 第7実験室(2002)

ヴィジュアル系の中でも異端のバンドとして知ってはいたもののインディーズの作品にはさほどハマらなかったのですが、メジャーデビューアルバムの本作はやたらとハマりました。ベースの音がとにかくデカい。
自分はベーシストのわりにスラップバチバチの音楽に興味がわかなくて、それ系で好きになったバンドってカリガリぐらいなんですよね。

23. Children of Bodom / Hate Crew Deathroll(2003)

チルボドは名盤とされる旧作にピンとこなかったのですが、これはアルバム通してとにかくカッコよかった。
SLAYERの「Silent Scream」については本家よりも本作収録のカバーの方が好きなぐらいです。

24. KING CRIMSON / Red(1974)

昔のロックバンドから直接的に影響を受けたことがほぼ無いなか、数少ない例外。
名盤を評してよく言われる「今聴いても古くない」を本気で感じたのはこれぐらいだと思います。

25. Dir en grey / VULGAR(2003)

「好きなバンドが自分にとってより好きな方向に異次元の進化を遂げる」というのを体感させてくれるのが自分にとってはDir en greyで、本作がそのピークでした。
ただ、変化が激しいバンドだけに、これ以降の作品にはどうもハマれずにいます。

26. MUSE / Absolution(2003)

暗い音楽が好きなわりにUKロックはあまり刺さらなかったのですが、MUSEだけは別格です。
先のVULGARとあわせて、人生で一番寂しかった時期に一番聴いたアルバム。

27. Michel Petrucciani Trio / Trio in Tokyo(1999)

1999年に36歳でこの世を去ったフランスの天才ピアニスト、Michel Petruccianiの日本公演を収めたライブ盤。
大学で入ったジャズサークルで同期の友人とひたすらコピーしたアルバムです。
それができるメンバーと出会えたのは本当に幸運だったと思います。

28. Chick Corea Elektric Band / To the Stars(2004)

山ほどあるChick Coreaの名盤を差し置いて何故これかというと、リアルタイムで新譜として買ったからなんですが、ライブを生で見れたんです。ブルーノート大阪の一番安い席。
来日メンバーのベースがJohn Patitucciじゃなかったのは当時だいぶ残念に感じましたが、それを差し引いても強烈な音楽体験でした。

29. Miles Davis / You're Under Arrest(1985)

「マイルスのどのアルバムが好きか」というのはジャズの嗜好の探り合いで定番のテーマですが、私はジャズファンク期の本作が一番好きです。
有名な「Human Nature」と「Time After Time」のカバーを収録。

30. DEATH / Individual Thought Patterns(1993)

ジャズへの傾倒とフレットレスベースへの取り組みの中で、初めて聴いたときにはそこまでハマれなかったDEATHの凄さを理解した再邂逅の一作。
その頃にはGene Hoglanのドラムの特異性も分かるようになっており、聴くほどに発見がありました。

31. Don Friedman Trio / My Favorite Things(2004)

大御所ミュージシャンがジャズスタンダードを演奏するアルバムというのはいつの時代も需要があるもので、中にはさほど良いと思えない作品も多く、本作でのDon Friedmanも正直精彩を欠きます。
が、George MrazとLewis Nashのリズム隊は絶妙なアーティキュレーションが素晴らしく、このアルバムは何度聴いても飽きませんでした。

32. SERPENT / Cradle of Insanity(2005)

国産のくっせえメロデスバンドがいるらしい、と聞いて購入。
次から次へと日本人好みのクサメロの嵐!
「俺は結局こういうのに弱い」と自覚した二十歳の夏。

33. RoadRunner United / The All-Star Sessions(2005)

Roadrunner Recordsの25周年記念盤。異常にメンバーが豪華で異常に曲が良い。
何より、チームリーダー4人のうちの1人として、同世代のMatthew Kiichi Heafy(TRIVIUM)がレコーディング当時19歳にして抜擢されているのが自分にとっては凄く大きかったです。

34. SYSTEM OF A DOWN / Mezmerize(2005)

政治思想が先行して目につく音楽に対してはダサさを感じることが多かったところ、ここまで明確な思想を表明してなおカッコいいことに衝撃を受けた作品。
優れた音楽に思想の方向は関係ないことを痛感しました。

35. Kiko Loureiro / Universo Inverso(2006)

メタルギタリストのインストソロアルバムって正直そんなに好きではなくて、どれだけ技術的に凄くてもあまり面白いと感じないのですが、これだけは別格。
ANGRAのKiko Loureiroがブラジルのミュージシャンと組んだラテンフュージョンのアルバムです。全くメタルではありません。
キコもリズム隊も凄いのにピアノ(ブラジルでは大御所らしい)だけイマイチなのが残念。

36. Galneryus / Beyond the end of despair...(2006)

ボーカルが変わる前のGalneryusはちょこちょこライブを見に行くぐらい好きで、フレーズの組み立て方に影響を受けたりもしています。
なお、今はもう完全に別のバンドだと思っていて、旧曲を新ボーカルで再録するのにわざわざ曲名と歌詞をダサく変えてたのとかマジで何やねんアレ。

37. TOOL / 10,000 Days(2006)

前作のLateralusを高校生の時に買って聴いていたのは正直背伸び気味で、TOOLにちゃんとハマったのは本作です。
食費を削りに削って来日公演にも行きました。

38. CYNIC / Traced in Air(2008)

唯一のアルバムとして「Focus」を残し解散した伝説のバンド、と思っていたCYNICが劇的復活。
疑う余地なく人生で一番聴いたアルバムです。
二度と見られないメンバーでのライブに行けたことは一生ものの経験です。

39. OBSCURA / Cosmogenesis(2009)

リーダーSteffen Kummererのブラック社長気質が広く知られるようになり、そうでなくともOBSCURAのここ数作は正直あまり響いていません。
しかし、だからといって本作を否定するわけにはいきません。
極めて強い影響を受けた、自分の構成要素として絶対に外せない作品です。

40. REVOCATION / Chaos of Forms(2011)

REVOCATIONはこのアルバムだけ突出して好きなのですが、なんせ「ハイテンションデスメタル」とでも呼びたくなる独特なリフが耳に残ります。
本作以降、メンバーチェンジにより音楽性以上にグルーヴ感が変わってしまい、やはり「誰が演奏するか」は重要だと感じました。

41. CRYPTOPSY / Cryptopsy(2012)

ブルータルデスメタルの範疇に含まれるもので一番聴いたアルバム。
CRYPTOPSYは初期作こそ至高という人も多いでしょうし、私もそう思いますが、ギタリストJon Levasseur最後の参加となった本作はガチガチに構築された楽曲にヌルヌルビショビショのギターソロが組み合わさった無二の名盤で、影響を受けた度合いで言うと外せません。
人によって基準は違うと思いますが、これ以上カッチリしたらブルデスではないのでは?というギリギリのラインがこのへんだと思います。

42. トゲナシトゲアリ / 棘ナシ(2024)

年代的にだいぶ間が空きますが、30歳前後ぐらいから冗談抜きで「もう自分は好奇心を失って、昔好きだったバンドだけ聴いて死んでいくんだろうなあ」という感覚になっていきました。
そんな状態を脱し、この歳になって音源制作を再開したあとに少しずつでも作業を継続できているのには井芹仁菜の影響がかなり大きいです。
自分でもこんなことになるとは思わなかったので驚いていますが、「ガールズバンドクライ」は干上がりかけていた頭に水をぶっかけてくれた作品です。

ちまちま書いていたらかなり時間がかかってしまい、途中で「あっ!なんであんな重要なアルバムを忘れていたんだ!」と入れ替えたものもありました。
何か思い出して更新することがあるかもしれません。

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